【台湾での家探しの基本】場所選びや部屋の設備は?
こんにちは、台湾駐在妻のじゅんママです。
飲食店とかの情報だけじゃなく、もっと転居前に困っていたことを書こうと思っていたのになかなか進まずでした。
とりあえずは台湾での家探しについて書いていこうと思います。
うちは、じゅんパパの会社の人が事前に現地の不動産会社にコンタクトをとり、希望をいくつか伝え、条件に合う物件をいくつか案内してもらいました。
なので、自分で不動産会社を探す、というところは助言できません。
まず、事前に条件を聞かれたとき、何を言ったらいいのか私はさっぱりわかりませんでした。おそらく、日本で当たり前なことも台湾では当たり前じゃない、けどどこまで言わなきゃだめなのか、どこを重点にするべきなのか…。
結局わからないまま候補がいくつか送られてきて、また実際に見に行ってもよくわからないまま直感で選んだ部分もあります。結果満足はしているのですが、もう一度物件選びをするならば、もっとうまくできるなと思います。
1.場所について
①駅から近いか
台湾は雨が多いです。土砂降りは少ないけど、パラパラの雨はしょっちゅうです。駅から近ければ傘もささずにいけます。また、台湾の電車はとても安いです。なので気軽に電車に乗ってどこかに行こうという気になりますが、駅から遠いとおっくうになります。夏は暑くてたまらないらしいし(まだ未経験)。まぁバスも張り巡らされているのでバス停が近くてもいいのですが…。
②スーパーマーケットは近いか
これは頭にはあったのですが、実際住むまでは近いのかどうかわかりませんでした。買い物というと、地元の人がよく買う、新鮮な野菜や肉があるが買うには難易度が高い「市場」か、日本人でも馴染めるスーパー「全聯福利中心(PX MART)」か、「カルフール」が中心となると思います。
その中でも「全聯福利中心」は色んな所にあって、日本の食材も売ってたりします。Googleマップで探しても出てくると思いますので、徒歩で行ける範囲だと便利かと思います。
あとは、「カルフール」や日系デパートのSOGOや三越や高島屋などの位置も確認しておくといいと思います。
③周りに日本人がどれくらいいるか
日本人が多いエリアは、お店の人も日本人慣れして、少しの単語は話せたりします。また、日本料理のお店も日本人が多いエリアに出店した方が儲かるので必然的に多くなります。
特にマンション内で日本人が多いと、お友達ができたりするのでいいですよね。
よく言われるのは「天母エリア」と言われるところです。
④会社や幼稚園・学校へはどのように通うのか
ご主人は大人だからいいとして、子供の通う幼稚園・学校は近い方がいいです。幼稚園は園バスがまわってきてくれるゾーンだといいのですが、まだ幼稚園も決まっていないのに園バスが通るかどうか知ることはとても難しいです。ただそんなに遠くなければきっと大丈夫…でしょう。日本よりも結構細かくマンションごとに停車して拾ってくれたりします。
⑤食べられそうな飲食店は多いか
これは正直住んでみないとわからないですが…とにかく飲食店はどこでも多いのですが、日本人の好みに合う飲食店を探すのが大変なんです。田舎だと台湾臭ぷんぷんで、都会は綺麗でおいしいお店が多いです。ふらっと周りを見渡してみて入りたいと思えるお店があるか見てみましょう!
2.設備は整っているか
①床はフローリングか石材か
台湾は床がフローリングではなく石材なのがほとんどです。靴を脱ぐ習慣はあるようですが、夏暑いからかヒンヤリの床が好きなのかな…?でも固いし冬は冷たいし日本人には馴染めないかんじがあります。まだ大理石のような見た目のものだったらいいのですが、タイルっぽい床もあるので、それは嫌がる方も多いのではないでしょうか。
↑タイル…
↑テカテカ石材
初めに条件として「フローリング!」と言えばいいのですが、ほんとにオールフローリングは少ないと思うので必須条件にはしないことをお勧めします。
②お風呂の湯船、洗い場はあるか
これも日本人の馴染めないところ。基本的に湯舟はない、もしくはあったとしてもユニットバス、と思った方がいいです。ユニットバスがあり、さらにもうひとつシャワールームがあったところも何箇所かありました。思わず「このシャワールームいらないから湯舟と洗い場用意してくれよ!」と突っ込んでしまいました。基本的に暑い国なので温まることはないのですね。でも冬は恋しくなります。湯舟があっても追い焚き機能までは期待しないように。
↑湯船無しシャワールーム
③ゴミ捨て場があるか
マンションだったら通常あると思います。一応確認し、いつでも捨てていいのかも確認しましょう。
駐在員が住むような家ではゴミ捨て場がないことはないと思うのですが、もしなかった場合、日本のように近所の共用のゴミ捨て場に捨てに行くことはなく、夜にごみ収集車が大きな音を鳴らしながらゆっくり走ってくるので、その音を聞いたら外に出てごみをごみ収集車に自分で投げ入れなければなりません!!
④下駄箱は外か中か
下駄箱が外にあるパターンもありました。台湾ってたぶんドアを開けてすぐ靴脱ぐゾーンなんですよね。だから外で脱ぐ。つまり靴は鍵のかかってないところにあるってこと。抵抗ある人はありますよね。また、下駄箱は中にあっても、いわゆる「玄関」というものがないところも多いです。外で脱ぐか、中で脱ぐなら「ここまでが靴ゾーンです」って決めないと、なんか嫌ですよね。
⑤浄水器はあるか
水に関しては人によって考え方はありますが、じゅんママハウスでは、水道水の蛇口と別に、浄水器の蛇口が別途あります。
まず、水道水は飲みません。食器を洗ったりするだけです。そして、生水を飲むときはミネラルウォーターを飲んでいます。あとは、熱する水(料理で使ったり、ご飯炊いたり、麦茶を沸かして作ったり )に関しては、浄水器から出る水を使用しています。それでお腹を壊したことはありません。
浄水器にも抵抗がある人はミネラルウォーターを買うかウォーターサーバーを用意するかだと思うのですが、抵抗ない人は浄水器があるととても便利です。
⑥管理人さんはいるか
管理人さんは日本語話せるわけでもないのでそんなに重要視はしていませんでしたが、セキュリティー上安心ですし、困った時に助けてくれます。台車貸してくれたり、鍵なくしたときに鍵屋さんに電話してくれたり…。あと、宅配ボックスというものを一度も見なかったのですが、台湾では管理人さんが宅急便を預かってくれているようです。マンションによるのかなぁ。
⑦家具家電はどれくらい揃っているか
家具家電は基本的には揃っての賃貸がほとんどです。なので言ってしまえば家の雰囲気はオーナーさんの趣味で決まります。また、オーブンなのか、電子レンジなのか、トースターなのか、よくわからない機器もあるので確認して、不足分はオーナーさんが買うのか日本から持ってくるのか確認しましょう。
⑧その他
あとは日本の家探しと同じように、収納や日当たり、コンセントの位置などを見ていくかと思います。しかしおそらく多くの方は短期間で家を探さなくてはならず、2泊3日で何軒もまわり、非常に疲れ、細かいところまで見る余裕がなくなります。事前に自分の優先順位をまとめましょう。また、プールやジムがあるところもありますが、あまり期待しない方がいいです。「こんなもんかぁ」とがっかりすること間違いなし。
3.事前準備と物件選び当日について
①日本で候補を絞り込む
まずは事前に物件候補を挙げてもらう前に、絶対に譲れない条件を明確化して対象外は予め除外しましょう。無駄な体力と頭を消費しなくて済みます。また、住所がわかれば、「1.場所について」の条件について事前に調べましょう。
ただ、住所が最初はよくわからないんですよね。道路の名前と何駅から何分かと、道路が2本くらいしか書かれていないような地図だけしかなく、場所の特定が難しかったです…。
台湾の住所って、道路の名前からとるんですよね。道路を何区画かに区切って、1路2路と名付けていきます。その1路の中でもっと細かく1號2號とわけていき、場所の特定になるのですが、なかなか最初はわからなかったです。
道路の名前がAとしたら、「A3路42號」みたいな。
ちなみに號はマンションのなかでも隣の部屋は違う號ですが、真上真下は同じ號なので、何階か(樓)まで書くと部屋の特定になります。
②現地では写真ではなく動画を撮る
じゅんママは5物件見ました。5軒でもとにかく疲れて、最後の方にはどこがどうだったかの記憶も曖昧になってきます。そこで頼りになるのは自分の脳ではなくスマホ。しかし内見に慣れない1・2軒目は、写真ばかりで動画はなく、ここの収納どうだったかな、とか、こことここの間はどうなってたっけ、とか、思い出せません。動画であればもっと多くの情報を収めることができます。
③条件がいくつもあれば、表にして満たしているかどうか記載していく
日本の物件探しのように、後日また見に行くというのが難しいかと思います。ですので、希望する条件を満たすかどうかを一回の内覧かつ短時間で判断しなくてはなりません。確認しもれが無いように、表にすることをお勧めします。また、表にすることにより、夜ホテルに帰った時などに夫婦で会議等をすると思うのですが、判断材料にとてもよいです。
④Wi-Fiの準備
物件回ってて地理感覚って重要。絶対Googleマップ見ながら移動した方がいいです。それにもし不動産屋さんが日本語わからない人だったら…Google翻訳がないと聞きたいことも聞けなくなっちゃう!
↑参考までに…。
以上こんなところでしょうか!
みなさんが自分たちにあった素敵な物件に出会えることを願っています。